お知らせ

事務所だより 令和6年8月号(2024/8/1)

 ここ数年救急車を呼ぶ人が「近くまで来たらサイレンを止めてほしい」と要望するケースが増えているとのこと。理由は近所迷惑だからとか、目立つのが嫌だからとか。救急車の緊急出動時は法律でサイレンと赤色灯の作動は義務づけられているのだそうで「それはできません」と答えると、「それなら来なくていいです」と言い放ちガチャン。 このような場合、本当に急を要するような事態だったのか普通に疑わしいですよね。  
 取材に応じた救急隊員曰く、他にも迷惑要請は増えていて、それこそタクシー代わりに利用しようとする老人や、救急車で運ばれる自分を自撮りしてネットに上げようとする若者なんかもいたりして。ただこういうのは隊員にとってはもはやあるある話なんだそうです。もし同じタイミングで本当に深刻な事故が起きていて、迷惑利用のせいで緊急出動が遅れたりしたら、それこそ人命に関わります。対策として三重県の一部の病院で、6月から結果的に入院に至らなかった出動に対しては7,700円の費用負担を求めることを始めたとのこと。なんか大丈夫か日本人って思っちゃいましたね。