お知らせ

事務所だより 令和7年2月号(2025/2/12)

この春入社の大卒社員の初任給が一部の企業で30万円以上になっていることが話題になっています。この国の新卒初任給には、かなり硬直した相場があります。ちなみに、データを見ると、昨年実績では大卒初任給は22.5万円程度だったとのことです。つまり今年になって一気に8万円前後も水準を切り上げる企業が出てきたということになります。その理由ですが、やはり第一には人手不足だからのようです。優秀な人材を確保することはどんどん難しくなってきているんですね。そんな状況から、昨年は人手不足が理由で倒産した会社数も過去最多だったそうです。その内訳は建設・運輸業の会社が半分を占めており、また、8割弱が10人未満の小規模事業者だとのこと。今や就職戦線は間違いなく売り手市場ですから、求職者側にある程度選択権があります。少しでも楽な仕事で待遇が良く、できる限り大きな会社に入りたいのは人情です。そういう意味では昨今の物価高もあいまって、これからは賃上げが難しい会社はじょじょに人が離れていく恐れがありますね。結局、そこを埋めるのが女性や高齢労働者なのかも知れません。もっとも私的には、それで社会全体として労働力の需給バランスが取れるのなら特に異論はありませんが。